ビジネス戦国時代を生き残る智恵を提供する意図から、社名を「戦国マーケティング株式会社」としたのですが、社名の由来は三つあります。
第一の由来は「一度聞いたら忘れられない名前にしよう」との戦略です。
日々、多くの人と出会い名刺交換する際に、あなたは相手の社名と業務内容と名前と顔をどれだけ覚えていられるでしょうか。私(福永)は申し訳ないことですが、あまり覚えられません。自分がそうだから、そういう人が多いのではないかと思いました。
実際に名刺交換をすると、多くの方が当社名の戦国マーケティングに興味を示されます。社名の意図をお尋ねになる方もいらっしゃいます。
そう、これがランチェスター弱者の基本戦略の「差別化」なのです。
たいして有名でないコンサルティング会社が、格好をつけて横文字とかアルファベットの記号的な名前をつけてもあまり覚えてもらえません。
つまり、ビジネスにつながりにくいのです。
でも、戦国マーケティングなら、つかみはOK!
多くの方が私の話に耳を傾けてくださり、第一印象が鮮明に残ります。
ただし、戦国という言葉はアクが強すぎます。
キワモノ扱いをされることも、ときにあります。
そんな時は、どうするのか。
ズバリ、あきらめます!
縁がなかったのです。
弱者は万人受けを狙う必要はありません。
いや、狙ってはならないのです。
一部で圧倒的な支持が得られれば成り立つのが、小なるものの強みです。
万人に受けようとすると、どうしてもメッセージが薄まってしまうもの。だから、誰からも支持されないのです。
真に顧客の役に立つ信念の裏づけのある武器(商品・サービス・情報)を持っていれば恐れることはありません。
嫌われてもいいじゃないですか、一部で圧倒的に支持されればよいのです。
これもランチェスター戦略が教える勝ち方の原則です。
第二の由来は「歴史、特に戦国時代が好きだから」です。
これは趣味嗜好の問題で、声高にいうことではないのかもしれません。
ただ、当社が提供している戦略は、書いて字の如く軍事・戦争がその原点です。
軍事戦略と経営戦略は親子の関係なのです。
子供の頃から歴史ファンの私(福永)は、軍事・戦争について、好きなので夢中になって取り組んできました。
その結果、歴史の中の戦いの原理、勝ち方の原則は現代のビジネスにおいても通用する普遍性があることを確信しました。
好きで集めた情報が知識となり知恵となり、そして勝ち方の哲学にまで昇華していったのです。
このバックグラウンドこそが、勝ち方を提供している当社の基盤なのです。
趣味がライフワークとなり、09年以降、毎年その年の「NHK大河ドラマ」の主人公や時代を題材に、現代の経営に結びつけて解説する講演を始めました。
13年には黒田官兵衛、15年には真田幸村についての本を書かせていただきました。
15年には織田信長の鉄砲隊の強さを「ランチェスターの第二法則」で証明する実験をNHKのテレビ番組で監修させていただきました。
単に目立ちたいから「戦国マーケティング」と名乗っているのではなく、信念の裏付けがあって名乗っていることはご理解いただけると思います。
第三の由来は「ビジネスは戦(いくさ)であるとの信条」です。
戦は敵を倒すことが目的ですが、ビジネスは顧客の支持を得ることが目的です。
ビジネスと戦は異なります。
ただし、大変重要な一点において、ビジネスと戦は共通します。
それは「負けたら悲惨がまっている」ということです。企業間競争とは戦いです。
戦う以上は勝つしかありません。
このことは当社の信条です。
以上が社名の由来です。
当社の使命は「小が大に勝つ弱者逆転」です。
貴社が勝つことが当社の勝利です。
大が小に勝つのは当たり前。
でも、やり方次第(戦略)で、小であっても大に勝てる。
だから、ビジネスも人生もおもしろい。
との信条をもっています。
では、どうすれば小が大に勝てるのかを提供するのが当社の使命です。
ビジネスが戦いであるならば、私たちはビジネス戦国時代を戦うビジネス戦士です。
武士道を体系化づけた江戸時代初期の兵法家・山鹿素行(やまがそこう)は戦士としての武士の心得を次のように語っています。
「侍は戦士である。
侍は常に戦場に身を置く心構えと、常に異変に応ずる備えを持たなければならない。
戦士は戦うことだけが本分ではない。
戦いに勝つことが本分なのである」
ビジネス戦士もまた同じではないでしょうか。
当社は山鹿素行に習い、ビジネス戦士の持つべきマインドを「常在戦場(じょうざいせんじょう)の精神」と呼び、当社の行動規範としています。
第一条は「ビジネスは戦であり、戦国時代に学ぶべきことは多い」です。
これは社名の由来で申し上げたことです。
当社は勝ちにこだわる会社です。
第二条は「戦い・競争には原理があり、勝ち方には原則がある。
そして、誰もがそれを手に入れることができる」です。
戦略なしに戦うことは羅針盤なしに航海するようなものです。
どこに行くのかわからない、そんな船にあなたは乗りますか。
もしもいま、貴社に戦略がない・あいまい・機能していないのならば、今すぐ戦略を学ぶことをお奨めします。
戦いの原理やルール、勝ち方の原則やノウハウを体系的に身につけるべきです。
その上で自社の戦略を作り実行しましょう。
では、戦略をどのように学べばよいのでしょうか。
いま、なぜ、ランチェスター戦略なのかをご覧ください。
戦略を持ち、それを実行すれば、この厳しいビジネス戦国時代に勝ち残ることができます。
弱者逆転も充分に可能です。
というのも戦略の醍醐味は戦争でもビジネスでも小が大に勝つことですから。
戦国時代は弱肉強食の一方で下剋上も可能なエキサイティングな乱世。
農民階級出身の秀吉が天下を制したように小が大に勝てるのです。
そう考えるとビジネスがおもしろくなります。
ワクワクしてきませんか?
だから、第三条は「小が大に勝てるからビジネスはおもしろい」です。
共に学び、ビジネスを楽しもうじゃありませんか。
以上がわが信条です。
当社はビジネスは戦(いくさ)であるとの信条をもっていますが、私たちの戦とは顧客の支持を得ることをライバルと切磋琢磨することです。
顧客と戦うことではありません。
顧客から何かを奪うことではないのです。
全く逆です。
顧客に貢献する、喜びを提供することをライバルと競い合うという意味です。
私たちの戦は健全なる販売競争です。
勝つためには手段を選ばないということではありません。
ビジネスは倫理的なルール、商道徳のある戦いです。
ルール違反はお話になりません。
ルールの隙間を突くようなやり方もフェアとはいえません。
「敵ながらアッパレ!」とライバルにいわしめる勝ち方を目指そうではありませんか。
戦略というと、ずる賢い悪知恵のようなイメージをお持ちの方がいるかもしれません。
戦略にはライバルを叩いたり、ライバルを欺いたりする側面が確かにありますが、本質ではありません。顧客の支持を得るためのフェアな競争を、いかに勝つのかが、戦略の本質です。
競争により、顧客、生活者、社会の喜びを増やし、人類社会の幸せと発展に寄与します。
「道徳を忘れた経済は罪悪であり、経済を忘れた道徳は寝言である」とは二宮尊徳の名言ですが、全く同感です。
「理念なき戦略は罪悪」です。
さらに当社は「理念こそ最強の武器」であると考えます。
人類社会の幸せと発展に寄与することを目指す経営思想は戦国時代の武将の旗印のようなものです。
理念の旗印なしには戦えません。
当社は志のある企業を戦略でご支援します。
志の見えない企業の支援はできかねます。
コンサルタントの職業倫理上、当たり前のことですがクライアントの機密を保持いたします。
世阿弥の名言を応用すれば「戦略は秘すれば花」です。
クライアントの事前の了解なく機密情報を公開することはありません。
当社は、個人情報は個人情報保護法に基づき適切に取り扱います。
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