著者:福永雅文
競争戦略のバイブル「ランチェスター戦略」を、中小企業の社長がどのように使っていくか。ランチェスター戦略コンサルタントとして20年以上の経験をもつ筆者が、19社のコンサルティングや経営相談の事例を元に、いま、社長が知っておくべき市場攻略・営業戦略の勘どころを明示。
コロナ、需要減・価格競争、IT化・ネット化の乱世に、会社を生き残らせるための「勝つための原理原則」を説いた社長必読の書。
福永さんが三十代の頃、私が夫田岡信夫の本を貸してあげると、間もなく返してきて、次の本を借りて帰ることを繰り返しました。結局、田岡の本七十冊テープ六十本のすべてを学んだのです。田岡は戦後の日本が諸外国に負けないように「ランチェスター販売戦略」を考えました。その精神が後継者である福永さんに伝わっていると、本書を読み、感じました。今後は益々、社会のため、日本経済のために力を尽くして欲しいと願っています。
創業の頃、田岡信夫さんのランチェスターの本を読んでナンバーワンになることの重要性とその方法を学び、HISの事業発展に大いに役立った。次世代リーダーにもランチェスター戦略を学んでほしいと思い、私が立ち上げた澤田経営道場では座学研修に取り入れ、福永さんに担当してもらい、道場を運営する財団の理事にもなっていただいた。道場で福永さんたちに学んだ若者がいま、各界で活躍し始めている。本書は読者の事業にも役立つだろう。
ビジネスとは、和訳すると「商売」ではなく「戦」だ。「戦」に勝つには戦略が重要となる。私は、今から16年前に福永さんに学び「GMO流ランチェスター戦略」を確立した。現在もこれをベースに行動している。No.1を目指す経営者ならば、福永さんの書かれた本書を読まれることを奨めしたい。
創業当時は売上さえ上がれば何でもやればよいと思っていた。ところが、特定分野で1位でなければ広告、営業、採用などあらゆる面で多大なコストがかかり利益率が低い。1位以外は弱者ということを身をもって経験した。ベンチャーの勢いをすっかり無くした創業7年目に福永先生のランチェスター戦略に出会って戦略を一から見直した。その後、福永先生に助言してもらい業界No.1となった。驚くほどの利益率となり株式上場した。
本書は我々経営者にとっての良き教科書である。福永先生には10年前から南アルプス市商工会の若手経営者塾でご指導いただいております。本書の中にも先生のご指導を受けた塾生が発想の転換をして業績を伸ばした事例が載っています。我々経営者はこの苦難の時期だからこそ、本書で「逆転の発想」を学び、小が大に勝つ経営を志していくべきでしょう。
序章 GAFA時代のランチェスター戦略
第1章 差別化戦略 他社と違う自社のつくり方
第2章 一点集中主義 5大戦法の組み合わせ方
第3章 ナンバーワン主義 市場シェアを算出し戦略を立てる
第4章 地域戦略 中小企業が地域ナンバーワンになる方法
第5章 チャネル戦略 チャネルを制するものが市場を制する
第6章 シェアアップ戦略 目標、戦略、ターゲット
第7章 営業戦略1 攻撃力の増大のための社長の勘どころ
第8章 営業戦略2 新規開拓の仕組みを導入する
終章 ランチェスター法則から導き出される戦いの原理と勝ち方の原則
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