2021年12月06日
日本の陽明学の祖といわれる中江藤樹の言葉に「大善は名声をもたらすが、小善は徳をもたらす」との一節がある。何か目立つことを行うことは決して悪いことではないが、日常活動を疎かにしていると徳を積むことにはならないということを意味している。
当たり前のことを徹底して継続してやり抜くことで圧倒的な差をつけることを「凡事徹底」という。
差別化戦略は何も大向こうを唸らせる大技を駆使するだけではない。凡事徹底とはもう一つの差別化戦略である。
自社の仕事に真摯に向き合い、自社の商品サービスを愚直に磨き上げる凡事徹底により優位性を築き、顧客に選んでもらう理由をつくることが「善」であり、「徳」である。人に人徳があるように、会社にも社徳があると思う。社徳はお金で買える名声ではなく、日々、仕事を真摯に行う日常活動で培うものである。
・・・詳しくは月刊カレント12月号にて。筆者の原稿は下記に全文を掲載している。
>>https://sengoku.biz/福永雅文のプロフィール/メディア掲載/カレント21年12月号