【日誌】P社コンサル 建設工事店を取材している
2021年07月13日
建材メーカー某社のコンサルの仕事の一環で、工事店の取材をしている。
- 建設工事の分野は顧客が素人であることにアグラをかき
知識や技能をアップトゥデイトしていない工事店がけっこうある。
- そんな向上心の乏しい業者とは差別化し、真に顧客に役立つ工事をしていくには
間接受注(下請け仕事)では難しい。
価格や納期が重視され、施工品質が後回しになりがちだから。
こう考えて独立した若手の社長の話を聞いた。
- 自宅のある町、近隣2500世帯に絞って、直接受注するための販促活動を行った。
価格訴求ではなく、自分自身の顔をしっかり出し、
建設工事職人である自分の仕事への思いを素直に語るチラシをつくり
夫婦でポスティングした。
- 引合いがきたら工事の説明をくどいほど丁寧に行った。
- 近所づきあいや、元気のよい挨拶、工事車両を路駐しないなど
当たり前のことを徹底してやった。
その結果、一年先まで工事の予定が埋まる優良店になった。
ランチェスターの教科書通りである。
聞けば、奥さんが筆者の本を読んでいたとのこと。
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