2021年06月22日
今月、日経新聞連載されているTOTOの元社長の「私の履歴書」の原稿。
毎朝読んでいるのには理由がある。
それは筆者の20年以上の
ランチェスター戦略コンサルタント業歴のなかで
いちばん多く携わった業界が住宅関連産業だから
身近に感じているのだ。
住宅設備は特約店と呼ばれる地域の販売会社を通じて
工務店や工事店に販売される。
ゼネコンやハウスメーカーの寡占化が進み
新築の市場は地域の特約店や工務店・工事店の市場ではなくなっていった。
リフォームの仕事を施主から直接受注する仕事に注力した
地場の工務店や工事店は生き残っていった。
メーカーはそれを支援することで自社のチャネルを守ってきた。
フランチャイズを主宰したり、フランチャイズではないが
メーカー認定のリフォームショップとして育成してきた。
コンサルタントも必要とされた。
筆者も独立したばかりの頃から、大手住宅設備メーカーL社の
住宅フランチャイズの営業マニュアルをつくるなどの仕事をしてきた。
専門商社や医薬品・医療機器やIT系の仕事もたくさんしているが
建設や不動産も含めると住宅関連産業の仕事がいちばん多いと思う。