2021年04月06日
このところ、スポット・コンサルティングを相次いで行っています。
社長の経営や営業の課題へのアドバイスを行う単発の経営相談のことです。
福永雅文のスポット・コンサルティング
M社は手術後のケア用の一般医療機器を開発し、製造販売する医療ベンチャーです。
ドクターに推奨してもらい
病院の売店に取り扱ってもらっています。
需要を創造した商品で
国内に同等品がなく、市場シェアという概念が当てはまりません。
そんなM社の中期事業戦略への助言を求めれました。
ランチェスター戦略の第一の指導原理は
市場地位別の戦い方です。
M社は極めて小さな市場を創出したシェア100%の会社。
同等品はありませんが
M社の製品の市場は、某医療機器の市場に含まれます。
その市場には大手がいます。M社は小さい。
M社は「弱者の戦略」が基本となります。
ランチェスター戦略の第二の指導原理は
市場時期別の戦い方です。
いまの普及率や成長率により
グーの戦略、パーの戦略、チョキの戦略をとります。
入手可能な統計資料をもとに
いま、市場が導入期なのか、成長期なのか、成熟期以降なのかを
試算する方法を伝授しました。
すると、某手術後のケア市場においては成長期に突入したと
判定しても差し支えないと試算できました。
これから5年は市場が急成長します。
パーの戦略の要素を取り入れることを助言しました。