ランチェスター法則とは。ランチェスター戦略コンサルタントが解説。


【日誌】新刊「ランチェスター戦略<圧倒的に勝つ>経営」発刊

2022年09月12日 


●福永雅文のインタビュー動画

どのような考えでコンサルをしているのか
特定市場でナンバー1になる方法、中小企業の新分野進出戦略
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新刊「中小企業のコンサル事例でわかる ランチェスター戦略<圧倒的に勝つ>経営

福永雅文の13冊目の単行本が9/16に発刊します。既にアマゾンでは購入できます。書店には本日から明日にかけて店頭に並びます。税別1700円、日本実業出版社より。

中小企業がナンバー1になること

特定市場でナンバー1になることが企業の永続的な繁栄に最も有効である――ランチェスター戦略の結論的に大切な考え方です。経営資源の乏しい中小企業は、自社の得意な地域・顧客層・商品で市場を括り直し、一点集中すること。企業永続の必要条件です。私・福永は中小企業に、戦略なき多角化を戒め、本業と縁遠い事業は奨めていません。

しかし、コロナ禍で世界が変わったいま、既存事業を深耕してナンバー1になったとしても永続的な繁栄が約束されるわけではなくなりました。特定市場でナンバー1になることは企業永続の必要条件ではありますが、充分条件ではなくなったのです。

既存事業の深耕と新分野への進出

ナンバー1事業を1つ創ったら2つ目を、2つ創ったら3つ目をつくる必要があります。新製品を開発し、新市場を開拓し、新事業を開発することです。ヒト、モノ、カネとった経営資源が限定的な中小企業がいかにして新分野への進出戦略に取り組むのか。新分野への進出戦略に取り組むことが企業永続の充分条件です。

新刊「コンサル事例で解説するランチェスター戦略<圧倒的に勝つ>経営」は、ランチェスター戦略を既存事業の深耕戦略と新分野への進出戦略の「両利きの経営」の実戦の書として中小企業の社長向けに書きました。中小企業は既存事業の周辺分野で新事業に取り組むのが原則です。

周辺分野の新事業と既存事業の相乗効果を発揮させることができれば、既存事業と新事業を併せてナンバー1にすることもできます。本書はそのケーススタディから始まります。

ランチェスター戦略は元もと、両利きの経営だった

1972年から順次発行された故田岡信夫先生の「ランチェスター販売戦略」シリーズ5巻本がベストセラーとなったことから、ランチェスター戦略が世に広まりました。それからちょうど50年目の節目の年に本書が刊行されました。従来のランチェスター戦略の本は既存事業の深耕が中心で、新分野への進出戦略については充分に触れられていなかったといわれますが、それは正確ではありません。

故田岡先生の「ランチェスター販売戦略」シリーズ5巻本の第2巻は「市場参入戦略」でした。故田岡先生の著書は、既存事業の深耕戦略と新分野への進出戦略の「両利きの経営
」の実戦の書でした。拙著も含めて平成以降のランチェスター戦略の書籍が既存事業の深耕戦略を中心に書いてきたから、そのような印象となったのでしょう。

新刊「コンサル事例で解説するランチェスター戦略<圧倒的に勝つ>経営」

ランチェスター戦略は始めから両利きの経営だったのです。その戦略思想の原点に回帰したうえで、デジタル化、SDGsなどの時流に適合して本書を書きました。

令和時代の企業は既存事業を深耕し、特定市場でナンバー1にするとともに、新分野へ進出戦略に取り組まなければなりません。そして新事業を深耕してナンバー1にしていきます。このことが、世界が変わり、ビジネスが変わりつつある今を生きる、そして未来を切り拓く社長と企業に求められます。

読了後、すぐにやってほしい3つのこと

本をお読みになった社長には、自社の戦略づくりに取り組んでいただきたいのです。まずは、次の3点について考えを整理してください。

1.自社の差別化ポイントは何か。特に社会にどのような貢献をするのか

2.主要な顧客と競合を分析し、対策する

3.自社の事業の構成比の現状を把握し、理想を描く

そのやり方は本書に書いています。読めば、やり方はわかるはずです。ただし、業界や会社によっては応用も必要でしょう。わからないことがあれば福永へ直接ご質問ください
。読者の質問には必ず答えますので、3つのことはぜひ、やってください。これは読者と筆者の約束です。

読者の質問はコチラ
info@sengoku.biz

読者プレゼント

コンサル事例、未掲載原稿を読者に進呈しています。本書に封入された小さなチラシに入手先のQRコードやURLが掲載されています。

詳しくは下記まで。
本書の目次や「はじめに」を読むことができます。
https://sengoku.biz/ランチェスター戦略<圧倒的に勝つ>経営


●福永雅文のインタビュー動画

どのような考えでコンサルをしているのか
特定市場でナンバー1になる方法、中小企業の新分野進出戦略
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