ランチェスターの法則とは何か、どのように学ぶべきか、実践するとどうなるのか。ランチェスター戦略コンサルタントが解りやすく解説します。


第11回 ミッショナリー・カンパニーになろう

2021年01月04日 

●公開セミナーのご案内


●ホームページを改訂しました

ご興味あればご覧ください。


●最新刊のご案内

最新刊「小が大に勝つ逆転経営―社長のランチェスター戦略」。
【実録】弱者19社を業績向上させた中小企業の生き残り策。
日本経営合理化協会刊。社長専用のランチェスターの本です

▶︎詳しくは特設サイトをご覧ください。

死して不朽(ふきゅう)の見込みあらば、いつでも死ぬべし。

生きて大業(たいぎょう)の見込みあらば、いつでも生くべし。

吉田松陰の言葉である。
獄中にあった松陰が、弟子の高杉晋作に贈った手紙の一文だ。

「男子たるもの、いつ、いかなるときに死すべきか?」
との晋作のかつての問いに対して答えたものである。

意味は
死んで大事がなせるなら(使命が果たせる)、いつでも死ねばよい。
生きて大事がなせる(使命が果たせる)ならば、いつまでも生きて成し遂げよ。

人は大事をなすために生まれてきたのだから、
大事をなすことを考え、己の生死はそれ次第という意味である。

この手紙を晋作に贈って間もなく、松陰は処刑された。
その死が長州藩の松陰の弟子たちを奮起させ、
明治維新の革命運動は本格化していく。
そして、晋作が司令官を務めた戦(いくさ)に長州が幕府に勝ったことが
明治維新への流れを決めた。
戦のあと、晋作は明治維新をみることなく病死した。

松陰も晋作もそれぞれの大事を成し遂げ、若くして死んだ。
大事のために命を使い尽くしたように思う。

さて、令和時代に生きる私たちも
一人ひとりに、命を使って成し遂げるべき大事があるはずである。
いま、コロナにかからないように充分に注意しなければならないが
まるで死なないことが生きる目的であるがごとく縮こまり
成し遂げるべき大事が疎かになっていないか、自らに問うてみよう。

生きる目的は死なないことではなく、大事を成すことである。

社長には、事業を通じて果たすべき使命があるはずだ。
命を使うと書いて使命と読む。
あなたの会社の使命は何か?

どんなに厳しい経営環境であっても、
その使命を果たすために会社をつぶしてはならない。

使命(ミッション)には3つの意味がある。
1.社会的役割
2.任務
3.伝道
順に解説していこう。

1.社会的役割としてのミッション

経営理念には使命(ミッション)が不可欠である。
中核といってよい。
あなたの会社の理念は何か?

理念や使命は人間の生きざまのようなもの。
人格のようなもの。
見た目はマネできても生きざままではマネできるものではない。
理念こそ最強の武器であり根本的な差別化を実現する。
このことはランチェスター戦略の理論強化として
筆者(福永)が取り入れた。

理念で飯が食えるか、という意見もあるが、
理念を大事にしなければ水も飲めないと思う。

なぜならば、企業というものは社会のなかで役割を果たすから
その存在を認められ、必要とされるのだから。
社長の金銭欲だけで営まれる会社を誰が信用するだろうか。

2.任務としてのミッション

「ミッション・インポッシブル」というスパイ映画のシリーズがある。
意訳すると「ありえない任務」という意味だ。
誰もが実行不可能と思う困難な任務を
トム・クルーズ演じるスパイが成し遂げる物語である。

ミッションには「任務」という意味がある。

会社には顧客へ果たすべき任務がある。
仕事を成し遂げて顧客に慶んでいただく任務がある。
あなたの会社の顧客に果たすべき任務は何か?

社長には社長の果たすべき任務がある。
・社員に顧客への任務を果たすように指導監督する任務
・社員が慶んで働けるようにする任務
・会社が永続的に繁栄していくようにする任務

3.伝道としてのミッション

東京では上智、立教、青学など
関西では同志社、関学など
キリスト教系の学校のことをミッション・スクールという。

ミッションには伝道・布教といった意味がある。
ミッション・スクールとは布教のためにつくられた学校である。

あなたの会社が顧客に提供する価値は何か?

それをどのように普及啓蒙しているのか?

外資系やIT系の企業には
エバンジェリストという職種がある。
エバンジェリストとは伝道者、使節という意味だ。
ミッショナリーともいう。

その重要性は第5回提言で解説した。
第5回 コロナ時代の営業改革3 エバンジェリスト営業とコンサルタント営業

令和時代の営業員はエバンジェリスト(ミッショナリー)の機能を果たすべきだ。

以上
使命(ミッション)には3つの意味「1.社会的役割 2.任務 3.伝道」がある。

顧客や社会に果たすべき任務を
理念として確立し
自社の提供する価値を
普及啓蒙していく会社

のことを筆者(福永)は
ミッショナリー・カンパニーと呼んでいる。

もちろん、ミッショナリーでありさえすれば企業が繁栄するわけではない。
理念に基づいた戦略が必要だ。
ランチェスターはその重要な一つだ。

一方、勝つためには手段を選ばないようなことでは長続きしない。
戦略を取り扱う者はミッショナリーでなければならない。

●公開セミナーのご案内


●ホームページを改訂しました

ご興味あればご覧ください。


●最新刊のご案内

最新刊「小が大に勝つ逆転経営―社長のランチェスター戦略」。
【実録】弱者19社を業績向上させた中小企業の生き残り策。
日本経営合理化協会刊。社長専用のランチェスターの本です

▶︎詳しくは特設サイトをご覧ください。

「社長の戦略」

メールマガジン登録特典

特定分野でナンバーワンを目指す社長へ福永からの提言と、各種ご案内をお届けします。

購読無料、解除は随時できます。

登録特典として福永執筆のレポートをプレゼント中!

社長への提言一覧はこちら▶︎
カテゴリー
月別アーカイブ
最新の投稿

当社代表の福永雅文のコンサルタントとしての基本的な考え方をまとめた資料「特定分野でNo.1になる」をメール送付します。
コチラをクリックしてください。