社長の原理原則

提言77 社長は「崇高な社会活動」と「金の臭いへの嗅覚」の両極を追求すべきである


263月刊行の15冊目の拙著「教養としてのランチェスター戦略」は

経済の語源の経世済民とエコノミーの語源をたどり、

経済の定義は「人びとの暮らしをよくするために、商品・サービスの生産から消費に至る社会的な仕組み」であると示すことから書き起こした。

詳しくは下記を参照。

https://sengoku.biz/wp/%E5%87%BA%E7%89%88%E7%89%A9/%E6%95%99%E9%A4%8A%E3%81%A8%E3%81%97%E3%81%A6%E3%81%AE%E3%80%8C%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%81%E3%82%A7%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%BC%E6%88%A6%E7%95%A5%E3%80%8D

「経済」が暮らしをよくするためのものであるなら、「経営」も単なる金儲けであるはずがない。

経営とは顧客・社員・取引先・地域・社会――すべての関係者の幸福を追求する、崇高なる社会活動である。

しかし、崇高な想いだけでは人は養えない。

サービスは届けられない。

社会は変えられない。

利益は目的ではないが、目的を果たすために無くてはならない条件である。

理念なき利益は、やがて腐るが、利益なき善意は、やがて枯れる。

ゆえに社長は、両極を同時に追求しなければならない。

一方の極に「崇高な社会活動」、もう一方の極に「金の臭いへの嗅覚」を。

金の臭いとは第一に市場性、第二に優位性、そして第三に再現性である。

市場性とは①成長市場、②需要過多で供給が追いついていない、③潜在需要の顕在化のきざしがある。

優位性とは①時間的優位性・先行者利益、②自社のノウハウや能力で優位に戦える・模倣困難、③大手が手をだしにくく強いライバルが少ない(ニッチ・面倒くさい・人が嫌がる仕事など参入障壁が高いビジネス)

再現性とは①ビジネスの仕組みにできる(ビジネスモデル化)、②継続性のあるビジネス。

拙著「教養としてのランチェスター戦略」ではビジネスモデルについても解説した。参照してほしい。

https://sengoku.biz/wp/%E5%87%BA%E7%89%88%E7%89%A9/%E6%95%99%E9%A4%8A%E3%81%A8%E3%81%97%E3%81%A6%E3%81%AE%E3%80%8C%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%81%E3%82%A7%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%BC%E6%88%A6%E7%95%A5%E3%80%8D