
先日、トップ営業員のMさんと話をした。
中小企業の経営者や開業医などを顧客とする
カタカナ系生保のライフプランナーと呼ばれる
営業員として活躍した後、保険代理店を経営している。
現役のトップ営業員でもある。
さらに自らの経験を体系化して
生保営業員の教育事業も別会社で行っている。
Mさんいわく
トップ営業員と
そこそこは売るがトップになりきれない営業員の違いは
活動の「量」にある。
多くの営業員はそこそこ売れるようになるまでは
「量」をこなしている。
だが、そこそこ売れるようになると安心するのか
「量」が減ってくる。
契約の事務とか、顧客のフォローとか
そこそこ売れてくると、やることが増える。
さぼっているわけではないが
新規のアプローチは減っていく。
そういう営業員は、そこそこ売れるレベルに留まる。
一方で、トップになる人は
そこそこ売れるようになって、やることが増えても
新規のアプローチの「量」を減らさない。
実力が高まって歩留まりがよくなっているので
「量」をこなすと、さらに歩留まりがよくなり
成果が爆発的に伸びる。
Mさんの話をまとめる
そこそこ売れるとは、受注率が向上することである。
例えば、100件アプローチして3件しか決まらなかった営業員が
腕をあげて10件決まるようになるということだ。
受注率が3%から10%に向上した。
10%受注するのでアプローチを50件に減らしても5件決まる。
これがそこそこ営業員である。
トップは
100件を維持するので10件決まる。
さらに量を続けるので受注率10%が20%に向上していく。
トップは100件×20%=20件決まるようになる。
Mさんの話を筆者(福永)なりに整理すると以上のようになる。
ランチェスター第一法則にあてはめる
ランチェスター戦略の原点である
ランチェスター法則は二つある。
一騎討ち戦のときに適用する
「第一法則」は
戦闘力=武器性能×兵力数
である。
武器とは「質」の要素であり
兵力とは「量」の要素である。
「質」×「量」が実力である。
Mさんのいう保険の営業員に応用すると
質が受注率、量がアプローチ件数である。
質を上げれば量を減らしてもよいと考える営業員は
トップにはなれないということだ。
様ざまな企業の営業のコンサルをやってきた筆者も
Mさんの考えと同じである。
中期的には
質が高い者よりも量が多い者が勝つのは間違いない。
ただし、残業は減らしながら、顧客とのコミュニケーション
(ランチェスター戦略でいう「接近戦」)の量を増やしていく
ことに取り組まなければならない。
その方法については下記の3つの提言ブログを読んでいただきたい。